塗仏の宴ー宴の支度(京極夏彦)

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     再読だけど、これも前回読んでからずいぶん経っているので内容を覚えておらず、ほぼ初読のような感じ。お話は一部重なっている内容で六編。それぞれの話の中の謎が六つの話を読むことで結び付くような付かないような…。怪しい宗教団体のようなものが複数出てきたり、尾国とか華仙姑とか藍童子とか堂島とか名無しの謎の男とか、そいつら全員どんな関係なの?とか、伊豆の韮山の土地を狙って者たちが出てきたリ、そもそも住民消失だか皆殺しだか、一体何なの?
    まあ、この支度篇では全ての謎は結びつかないので全体像は見えてこない。あくまでこれは導入編で解決は始末編の方で、ということ。さあ、即、始末編を読もうっと。

     

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    会社の中はジレンマだらけ(本間浩輔・中原淳)

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       仕事に関する議論は論者自身の仕事内容に左右されることが多い。自分の知っている範囲でしか通用しない主張をしがちということ。成果主義やホワイトカラー・エグゼンプションの議論の時にそう感じたが、この本を読んでも同様だった。ここで対談しているのはヤフー上級執行役員と大学准教授だが、あなた方の了解している仕事場ではそうなんだろうね、というのが率直な感想。具体的事案を取り上げた各章の最後に「決断!」として二人の考えが示されているが、この本を買ってまで知ろうとするほどのものではない。これは、本を買おうかと迷っている人への買ってしまった私からのアドバイスです。

       

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      陰摩羅鬼の瑕(京極夏彦)

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         再読。「邪魅の雫」の時に役立った関係図作成法を使って読み直そうとしたが、あそこまで人間関係が複雑じゃなかったので関係図は作らずに済んだ。十数年ぶりの再読なので内容は全く覚えておらず再読といいつつ実際は初読感覚。記憶力が衰えるというのも良いもんです。お話のキモは死に対する理解の食い違いか。知識すべてを社会性のない環境で身につけるというあり得ない状況での、かつ、幾つかの偶然が絡んでの悲劇ということかな。伯爵の館内に溢れるばかりの鳥の剥製が大いなる伏線なんだけど、さすがに気づかなかった。関口の独白もあの程度だと幻惑されることなくバランス良し。それが物足りないという人もいるかもしれんけどね。

         なんか京極堂シリーズの再読が続きそうな予感。

         

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        暗約領域(大沢在昌)

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           図書館本。新宿鮫シリーズの主人公は鮫島だが、各話に出てくる物語を背負った犯罪者がそのお話での主人公。今作にもそういう人物が何人か出てくるが、それぞれの背負っている物語の大小(強弱)が曖昧なために、各人の物語を消化しきれていない。シリーズ2作目のタイトルにもなっている「毒猿」のような際立たせ方がなかった。

           新しい課長も、信念の強さはわかるが、鮫島の信念との対立の描き方が不十分なまま何となく同化してしまったように思えた。同じく新登場の若手刑事も、彼の本来の目的が明らかになった後は簡単に鮫島サイドと同化してしまう。期待を持たせたマリカもインパクトが弱かったし、全体的に中途半端な印象。前作から8年。著者に粘りが無くなったのか…。
           あと、殺し屋「死神」の「ユンヨンチョル」の名は実際にあったソウル20人連続殺人事件の犯人「ユ・ヨンチョル」から取ったのかな。

           

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          絆回廊(大沢在昌)

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            ※ネタバレあります。
             図書館本。8年ぶりに出た新宿鮫シリーズの長編新作「暗約領域」に前作「絆回廊」の登場人物が出てくるというので、その記憶確認のため再読したが、記憶確認どころか全然話を覚えていなかったため初読感覚で楽しめた。終盤畳みかけるスピード感はさすが。特に今回は物語通してキーとなる人物の逮捕という大きな山場(ここで桃井が死ぬ)の後に、鮫島殺害という別の山場まで用意されており、著者のストーリーテラーとしての腕を再認識した。またその鮫島殺害の場面に変な人物が絡んでくるところも「おー、ここで出してくるか…」という感じ。正直、初読の時にこれほど好印象を持ったのならもっと記憶に残ってたと思うんだけど、そうじゃないのでそれほど良い作品だとは思わなかったんだろうね。どうしてだろう。今回は京極堂シリーズの後だったのでスラスラ読めたからかな。とにかく、これで新作読むのが楽しみになった。

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