象牙色の嘲笑(ロス・マクドナルド)

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    JUGEMテーマ:ミステリ

     主人公は、ある女を探してほしいとの依頼を受けるが、その女の殺害と別の富豪青年の失踪の繋がりが浮かんできて…と、以下、ハードボイルドのお手本のようなお話が続く。最近の作品は読まないのでわからないんだけど、欧米のハードボイルド業界って今どうなってるんだろう? ドラマなんか見てると、どんなストーリーにも神経症的な要素が入ってきて、正直、私なんかは「もういいよ」的な満腹感を感じることが多いんだけど、向こうのハードボイルド小説の業界もそうなってるんだろうか。この小説のような、研ぎ澄ました文章を重ねて話を進めていくというハードボールド感一杯の作品は安心して読めるんだけど、そんなこと言ってるのは年を取ったせいかな。
    私にとっては心落ち着く時代のハードボイルドという言い方がピッタリの作品だった。

     

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    さむけ(ロス・マクドナルド)

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       ロス・マクドナルドは「動く標的」を以前読んだかなぁ…という程度であまり近づかなかったが、今回読んでみてビックリ。「さむけ」は彼の著作の中でも評価の高い作品だが、いやあ恐れ入りました。ハードボイルドって主人公の行動のほうに重きが置かれ謎としてはイマイチというのが多いんだけど、この作品は謎解き物としても一級品だと思う。「そうかー、そうきたかー、そこまでは疑わなかったなぁ…」というのが犯人がわかった時の感想。いやあ、凄いとしか言いようがない。恐れ入りました、です。(2019.2.9読書メーターにUP)

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