ドグラ・マグラ(下)(夢野久作

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    JUGEMテーマ:ミステリ

    ※ネタバレあります。
     訳わからんかったけど面白かった。謎が解決されないまま次々と別の謎が示されるので、読んでいる自分の位置を見失う。そこでお手上げになるかその状態を楽しめるかなのかもしれん、この本は。確かに奇書。夢中遊行やら心理遺伝(千年前の先祖の心理が遺伝するんだって)やら作者の繰り出す手札の目眩まし効果の凄まじさ。結局何一つ謎は解決されないからね。呉一郎が正木博士の息子らしいことは最後に示されるが、その呉一郎と「私」が同一人物なのかはハッキリわからないまま。「私」はどうやら果てしなく続く実験のモルモットだよ、というのがラストで示されるが、それはそれで悲惨だ。
     とにかくこの小説を理解しようとするなら、キチンと解題したものがあるようだからそれを読んだほうがいいと思うが、それを理解できるかどうかはまた別の話。

     

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      • 2020.10.20 Tuesday
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      • 20:48
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